暑中お見舞い申し上げます
今年の夏は、日本を二分して季節感が全く違うようです。
気温の高い日中は、木陰を見つけてひと休みしたいですね。 桜の木漏れ日の緑の中に、小さな粒を発見しました。
木漏れ日 |
小さな花芽 |
良く見ると、来年の春に花を咲かせる花芽がこの暑さの中で顔を出しています。 秋になって紅葉して、落葉すると目立ってくるあの花芽です。
春に咲く多くの花木は、夏の時期に来年の春に花を咲かせる準備を始めています。木陰でひと休みしたら、少し注意して観察してみてください。暑い時期ですが、新しい発見を楽しんでくださいね。
ツバキ |
アジサイ |
秋の実りを楽しむ夏の作業:摘果(カキ編)
カキの剪定や作業についてのご質問をいただきますので、夏に行なっておくと秋により大きい実の収穫が期待できる摘果をご紹介します。
カキの木の下に、小さな実が幾つも落ちていることがあります。カキは、自分で枝に付ける実の量を調整する性質があります。生理落果と言われ、7月の上旬頃までに終わります。今頃は実も大きくなり始めていますが、余り重なって実が付いているようでしたら、その中の小さめの実や傷ついている実などは摘果するようにします。
一枝に沢山の実を付けたままにしておくと、全ての実が栄養を必要とするために栄養が分散されて、一つ一つが小さな実になってしまいます。
「葉の枚数が15〜20枚程度に一つの実」が理想だそうです。8月の中旬頃まででしたら摘果ができますので、今年こそは大きな実を収穫したい!と思っている方は試してみてください。