徳原真人のガーデニングABC
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第103回 夏、元気に咲く花達

文・写真/徳原真人 掲載日:2014年8月29日

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厳しかった夏もそろそろ最終章ですね。庭に花壇をもっている方は、除草が大変だったり強風で高茎の草花が倒れたりで大変だと思います。 仕事で草花の顔はたくさん見ているので、時として色彩豊かな花よりもみどりに心を癒される場合が少なくありません。

左の写真はサトイモの葉に留った朝露の水滴で、今朝まで霧雨が降っていたので、かろうじて8時頃まで付いていた水滴です。薄日を浴びて水滴が銀色に光っている様は、本当に元気をもらえますね。


関東地方もお盆過ぎまで34,35度という猛暑日が何日か続きました。夏休み中に近所のバラ好きのお宅の庭を覗いてみるんですが、なかなか葉に病気を付けないで綺麗に咲かせている所は少ないようです。我家もアルバメイディランドのツルバラ以外は、黒星病やうどんこ病が付いて、随分と葉数を落としてしまいました。近在のバラ園や商業施設などのバラ園を見ますと、ほとんど夏休み中は見られるガーデンはないですね。

その中にあって、河合伸志さんが監修している館林のトレジャーガーデンは立派ですね。
プロが係わっていれば5月~6月に美しいのは当然ですが、7月、8月も見られる状態に管理しているというのは、なかなかバラ職人の気概として立派ですね。下の2枚の写真は7月20日に撮影したものです。

私はバラについてはほとんど素人のレベルですが、公園などのアドバイスに出向く時には、この夏の時期を無事に乗り切れる植物を上手に組み合わせ、間違っても全体的に蒸れてだらしない景観にならないように申し伝えています。
右の写真に写っているのはチェリーセイジ、栄養系コリウス、カラミンサ、ポンポン咲きのジニア、ペチュニア 花咲かパープルです。


下の2枚の写真は、7月1日の写真と同じ個所を8月29日に撮った写真です。なかなかドワーフ系の一年草のみだと、高さ的というかフォーカルポイントとしてメリハリをつけずらいです。その意味で、オリエンタル系HBやカノコユリコンカドールなどの高茎のユリ類はお勧めです。2つの写真から解るように、ミソハギは、画面の右中央に2ヶ月間ずっと咲き続け鎮座しています。病気も付かないし、日本の景観に馴染むのでご家庭ではお勧めかも。

下のの写真は、ニコチアナ シルベストリスとニコチアナ マシュウマロウです。マシュウマロウは高茎のニコチアナで150㎝くらいになります。前出のミソハギやカクタス咲きのダリア等との組み合わせは、なかなか良いですよ。

また、ダリアの葉(株)の周辺を埋める植物としてセンニチコウ ワークファイヤーやエミリアなどはとってもお勧めです。

少し涼しくなった頃にまたお便りします。

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株式会社アイ・アンド・プラス Bloom Field事業部